春を見る
STATEMENT
満開の桜を見ると、この一年が幸せになりそうな気がします。
桜は単に美しい春の象徴でもあり、測ることができない季節の尺度のようにも感じます。妙蓮寺の大きなしだれ桜は、年々豊かな花びらを枝につけ、シャワーのように花びらが地面に舞います。この美しい桜を存分に楽しむことが、春を享受することだと考え、水面を撮影する写真家とのコラボレーション、お香、光を使った空間演出で春を思う存分楽しめる境内を作りました。
境内に漂ようお香の香りと満開の桜、水面が写す季節感をお楽しみください。
OUTLINE
event date | 3月23日(土) – 4月7日(日) 10:00 – 16:00(最終受付15:45) 18:00 – 20:00(夜は土日のみ。最終受付19:45) 800円(小学生以下・障害者手帳無料) |
days closed | 水曜日休 |
contact | 050-6870-8794 |
ARTIST
森島 善則
yoshinorimorishima.com
Photographer
私は川沿いを歩き、川の写真を撮る。川面を見るとさまざまな色のカタチ作るモノの線や面が歪んで見える。色彩の質と量が歪み、カラフルな補色は感覚的に美しい「何か」を創り出す。
その歪んだカタチや色の重なりは表層で揺らめき決して混ざる事はない。
脇道にある街灯の柱に陽の光が反射し水面に1本の光線が映り、川底まで届くかのように流れと共にくねくねと曲がり、透過しながら揺らいで沈んでいく。
その「何か」の世界はリアルに存在しているが、私が見つめる流れる世界は、水面を境に特別でむかし描いていた絵画の色使いの快楽と90年代後半に眺めていた名前の知らない実験映像の一場面を思い出す。
写真について
写真には合成や加工は加えず、「光の反射する水面」を切り取った写真作品となっている。
WORK
APA
Ambiance creation
フィールドワークから場所の性質や歴史、由縁などを抽出し空間に再現する。「五感で見る」を常に意識し、視覚情報以外の情報で空間を演出する。
WORK
PUBLIC RERATIONS
ACCESS
exhibition | 春を見る 妙蓮寺特別拝観 2024春 まるごと美術館 |
organizer | 大本山 妙蓮寺 まるごと美術館実行委員会 |
curator | 中川 直幸(KOTOKURAS Inc. / まるごと美術館実行委員会 / 寺町京極|商店街美術館コーディネーター) |
cordinate | 中川 直幸(KOTOKURAS Inc. / まるごと美術館実行委員会 / 寺町京極|商店街美術館コーディネーター) |
manage | Room488 ムクヨミドリ Tradi inc. 山科旅感 KOTOKURAS Inc. |
design | 中川 直幸(KOTOKUTRAS Inc.) |